セネガルで暮らす

青年海外協力隊2018年度1次隊として、セネガルへ。 セネガルにきてから8ヶ月。ブログ不定期で投稿してます。

セネガルの小学校事情〜人数編〜

こんにちは。


セネガルのダーラという所に

派遣されている菊池彩香です。


さて、今日木曜日ぶりに行ったクラスで

びっくりすることが起こりました。


それは何か。


クラスの人数が37人から57人に増えてました!!


視学官という教育員会のような人が見に来て

「1クラス37人なの?しかも3クラスあるの?

2クラスで十分だね!」

(実際にこのように言ったか知りませんが)

ということらしく、

3年生が3クラスから2クラスに。


まず思ったのはこのタイミングで?!

ということです。


セネガルは10月に新学期が始まり

年明けは1月2日から始まります。


視学官の権力よ…。

そんなにすぐにクラスを潰すことができるのね…。


そして余った教員は他の学校に飛ばされたそうです。


このようなことがこんなにぽんぽん行われていないとは思いますが、

からしてみるととても衝撃的でした。


そして今まで37人という

やりやすい人数で授業を行っていましたが、

急に57人…。


なかなか戸惑いました。


このことを私の配属先長に伝えたところ、

セネガルは政府が1クラス100人まで良いという決まりがあるんだよ』

と教えてくれました。


”あ、そうなのか……え??100人??


とても現場を知っている人が決めた人数だとは思えません。


人数だけの問題ではないですが、

全ての児童が等しく教育を受けることができる、

そして全ての児童が授業を理解する事ができるのには

限界があると思います。


教員が児童数に追いついていないというのはわかります。

そしてそのために教員の研修期間を

1年から半年に変更したようです。


これにより教員の数は以前よりも

増加しやすくなっているとは思いますが、

果たして教員の質はどうなのでしょうか。


しかし目の前に児童がいるので

質よりもまずは量が大切なのでしょうか。


ボランティアという立場で

セネガルにて教員をしている私は何も言えませんが、

難しいですね。


これからどのように解決していくのか。


根っこは深いです。


でもいつか解決していかなければいけない問題だと思います。


そしてこのような問題は

子ども人口が増加している、主に途上国で

起こっている問題なのではないでしょうか。



私にはどうしようもないので、

とりあえず57人にまで増えたクラスの児童達に

授業を行い続けます。


今までよりも授業の質を落とさないように、

今までよりも授業を理解できない子がでないように。



それでは、また!